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佐賀嬉野の茶造りは1440年、この「不動山」から始まった

佐賀嬉野、茶造りの聖地「不動山」 。

日本で、お茶を本格的に栽培し始めたのは、1191年(平安時代)に、栄西禅師が佐賀県吉野ヶ里町の山腹に宋の国(中国)から持ち帰った種を播いたのが始まりと言われています。そして、嬉野での茶造りの始まりは、1440年年(室町時代)に、中国大陸から移住した唐人により、嬉野町上不動皿屋谷(現不動山)で自家用に栽培されたのが起源と言われています。さらに1504年年(室町時代)には明から渡来した陶工「紅令民(こうれいみん)」が南京釜を持ち込み、釜炒り茶の製法を伝授したと言われています。また、嬉野茶を語るときに忘れてはいけない人物がひとりいます。それは、嬉野茶の茶祖として崇められている「吉村新兵衛」です。この地で茶樹を栽培し製茶業に全力を傾けたのです。この方無くして今の嬉野茶は存在しないと言っても過言ではありません。白川製茶園では、この聖地不動山での茶造りを行なっています。

唯一無二、白川製茶園の旨いお茶はこうして作られている

実は、白川製茶園の茶葉たちは、鰹節と海藻を食べています。

お茶の生育に大切なものはいくつもあります。まず一番に大切なものが土。これがよくなければうまいお茶はできません。そして温度、湿度、天気など、すべて自然もの。つまり、毎日毎日茶葉たちとしっかり会話をしなくてはおいしいお茶はできません。まさに子育てと同じですね。いや、もっと手のかかるのが茶造りかもしれません。手のかかる子どもの方が可愛いというますよね、お茶も同じ。だから、うまいお茶ができるとすごく嬉しいんです。葉っぱをスリスリしたくなりますよ。そして最後に、茶造りで最も大切と考えているのが肥料です。お茶にとってどの肥料が一番良いのか、いつもいつも考え続けています。そして見つけたのが、鹿児島枕崎の鰹節や海藻エキス。普通ではちょっと考えつかないような肥料ですよね。でも茶葉たちはおいしく食べてくれています。お茶バカがつくる白川家のお茶をぜひお飲みください。うまかよ。      

今年もよかお茶ができました